病院長あいさつ

自己研鑽と科学的思考ができる臨床医の育成

旧大阪府立成人病センターは、1959年にわが国初の成人病センターとして設立され、現在は、「がんと腫瘍循環器」に重点を置いた診療・研究を行っています。 
各分野のエキスパートが揃い、先進的な診療を実践・開発しており、2006年には自治体病院として全国初の「特定機能病院」への認定、
さらに、2007年には大阪府のがん診療の中心となる「都道府県がん診療連携拠点病院」に指定されました。
がんの診療・研究にとどまらず、がん征圧のための調査や情報提供を行う、わが国を代表するがんセンターとして飛躍を続けています。

専門分野における卒後教育ではタイミングと条件(環境)が極めて重要です。
特に卒後初期の臨床経験が重要で、適切な学習の機会を逸しますと、後でいくら努力をしても成果は期待できません。
ご本人の「学びたい気持ち」が最も重要ですが、病院として提供しなければならないことは、「①問題に直面して学ぶ必要のある環境(つまり、多数の症例)、
②自分や同僚、上級者から自由に学べる環境、③学んだことが直ちに行える、あるいは応用できる環境、④尊敬できる上級者がそばにいて、それを真似ることができる環境」と考えています。
多数の優秀な指導医を有する当センターは、これらすべての条件を満たしており、全国から広く若い医師を募集し育成することが社会的使命であると考えています。
一方、臨床医としては「知識や技術の習得」と共に「問題解決能力」の醸成も不可欠です。
当センターの性格上、診断や治療が困難な症例を診療する機会が多く、これによって知識や技術の他に、論理的な情報(事実)分析や説明能力が養われます。
これらは皆さま方のキャリアにおいて、発展の基礎となるものであり、できるだけ早く獲得することが肝要です。
当センターでは日常臨床のみならず、全国や国際学会等における発表の場を通じ、これらのスキルが十二分に習得できます。
「がん」あるいは新分野の「腫瘍循環器」におけるエキスパートを志す方を全国から募集しております。
夢を現実とするために、ぜひとも応募してください。

病院長 : 左近賢人