心臓血管外科(血管外科)

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がん患者さまが抱える心臓・血管疾患の外科治療を担当し、がんの手術に合併した血管手術を行っています。

大阪国際がんセンター心臓血管外科は、当センターに入院・通院する患者さまを対象に心臓と血管疾患の外科治療を担当しています。
がんが動脈や静脈に浸潤している患者さまの外科手術を行う際、血管の合併切除とともに、血管の再建が必要となることがあります。このようなケースに対応しているのが当科です。当科はこれまで、術前から当該診療科の医師と密に連携しながら、がん手術時の血管処理や再建にあたってきました。また出血などの血管外科領域の緊急事態に対しても、近隣の心臓血管外科施設と連携して対応できるようにしています。
がん患者さまに併存する心臓血管疾患がある場合には、相談を受け外科治療が必要な場合は近隣の連携施設に紹介して治療を行っています。(大手前病院、大阪医療センター、森之宮病院等)※当科は院内紹介の患者さまを対象としております。恐れ入りますが、一般外来の初診患者さまの診療は受け付けておりません。

主な治療について

疾患治療法入院・外来入院日数の目安
(病状により異なります)
腹部大動脈瘤大動脈ステントグラフト内挿術
人工血管置換術(開腹術)
入院10日~2週間
2~3週間
閉塞性動脈硬化症血管内治療
バイパス手術
入院3~7日
7~10日
下肢静脈瘤静脈瘤レーザー焼灼術
静脈ストリッピング・瘤切除・硬化療法
入院2日~3日

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腹部大動脈瘤
1 治療方針
大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン(日本循環器学会)に基づいて治療を行っています。無症状であっても最大径50mm以上、拡張速度5mm/半年以上では治療の適応があります。また形態上、嚢状瘤も破裂の危険性が高く最大径が基準以下であっても治療を考慮します。
2 治療法および入院・治療日数
A.ステントグラフト挿入術
大腿動脈からカテーテルを用いて、折りたたまれた人工血管を大動脈瘤内に挿入する方法で、再開腹・高齢者等の開腹手術のリスクが高いと思われる患者さんには有用な方法です。この方法が行える解剖学的な制約があるものの、デバイスの改良によりその適応は拡大しています。
B.開腹手術:主として経腹膜的に開腹し大動脈を遮断、直視下に大動脈瘤を人工血管に置換する方法です。開腹を行うため腸管の運動等、術後の回復に少し時間を要します。しかしステントグラフトの不適当な患者さん、開腹手術リスクの少ない患者さんに適した方法です。
閉塞性動脈硬化症
1 治療方針日本循環器学会のガイドラインに基づき、Fontaine分類(重症度評価)Ⅱの重症例(重度間欠性跛行)Ⅲ~Ⅳの重症虚血肢(安静時疼痛または虚血性潰瘍・壊死)の場合は血行再建術を考慮します。血行再建術の有無にかかわらず、リスクファクターとなる禁煙の励行、運動療法、薬物療法等を並行して行います。またASOは全身の血管病変の一部であることも多いので、合併する冠動脈・脳血管の血管疾患についてもスクリーニングを行い、これら血管病変を悪化させる高血圧症・糖尿病・脂質異常症等についてもスクリーニングと必要に応じて治療を行います。
2 治療法および入院・治療日数
A. 血管内治療では血管の狭窄あるいは閉塞部位にカテーテルを用いて狭窄拡張や、ステント留置により血行を良くします。(入院3~7日)。
B. バイパス手術では自己血管を用いたり人工血管を用いたりしてバイパスを作成し、血行を再建します。(入院7~10日)
下肢静脈瘤
1 治療方針日本皮膚科学会の作成した診療ガイドライン(2011)に基づいて標準的な治療を行っています。
2 治療法および入院・治療日数下肢静脈瘤の発生原因として大別して、大伏在静脈系の逆流、穿通枝の逆流 二次的な静脈の瘤化と拡張があります。大伏在静脈の逆流に対しては血管内レーザー焼灼術またはストリッピング(静脈抜去)手術を行います。それぞれ利点欠点がありますので、患者さんによく説明し、相談の上適切な方法を選択しています。とくにレーザー焼灼術は切開を行わず穿刺のみで治療が行えるので美容上からも利点があります。また穿通枝逆流に対しては穿通枝の結紮、表在静脈の瘤・蛇行拡大に対しては血管径等に応じて瘤切除や血管硬化治療を行います。
ほとんどの例では局所麻酔で手術を行え、手術当日から歩行可能で、入院期間は2-3日です。

診療実績

2016年 がん手術における血管手術応援:19件
(内訳) 後腹膜腫瘍 6 / 大腿腫瘍 5 / 胸部腫瘍 4 / 腎・副腎腫瘍 2 / その他 2

2016年
がん手術における血管手術応援
全件19
後腹膜腫瘍6
大腿腫瘍5
胸部腫瘍4
腎・副腎腫瘍2
その他2

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2011-2014年
腹部大動脈瘤ステントグラフト治療25
開腹手術11
総数33

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閉塞性動脈硬化症血管内治療39
通常手術(バイパスなど)76
総数115

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下肢静脈瘤83

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スタッフ紹介

職 名氏 名専門分野認定医/専門医/指導医
非常勤三浦 拓也心臓血管外科心臓血管外科専門医
日本外科学会指導医・専門医

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外来診療表

診察室
AM PM AM PM AM PM AM PM AM PM
33 ☆三浦

☆は非常勤医師です

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