泌尿器科

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「当科で治療してよかった」と思っていただける医療を目指します。

副腎、腎、尿管、膀胱、前立腺、精巣、後腹膜の悪性腫瘍の診断治療を専門に扱い、リスクや病期に応じた効果的な治療法を確立しています。早期発見と手術・放射線療法・薬物療法・免疫療法などの治療法を組み合わせた集学的治療により癌の根治を目指すとともに、臓器機能の温存や早期の社会復帰など患者さまのQOLを重視した治療を行っています。
良性疾患では、副腎腫瘍、前立腺肥大症などの外科的治療(主に腹腔鏡下手術、経尿道的内視鏡手術)も行っています。
限局性前立腺癌に対してはダヴィンチ(ロボット)支援腹腔鏡下前立腺全摘除術、7cm以下の腎癌に対してはダヴィンチ(ロボット)支援腹腔鏡下腎部分切除術を行っています。これらのダヴィンチ(ロボット)支援手術により、繊細な手術操作(剥離、縫合など)を行うことができ、根治性を保ちながら、出血量の減少、機能温存、早期社会復帰などが可能となってきました。
進行性腎癌に対しては、分子標的薬と拡大手術の併用、進行性腎盂尿管癌、進行性膀胱癌、進行性精巣癌に対しては、抗癌剤と拡大手術あるいは放射線治療の併用、進行性前立腺癌に対しては、ホルモン療法、抗癌剤、放射線治療(IMRT、ラジウム223など)の併用によって、治療成績が向上しています。

主要疾患

腎臓、副腎、腎盂、尿管、膀胱、前立腺、精巣、陰茎などの泌尿器臓器の腫瘍、および後腹膜腫瘍

治療ポリシー

○根治とQOL(生活の質)の両立を目指した医療を提供します。
○個々の患者さまの全身状態や希望に応じた個別化医療を推進します。
○豊富な経験を活かして、患者さまと一緒に歩む医療を心がけます。

主な治療について

病名 治療法 入院・外来 治療日数
前立腺がん 手術 入院 10~14日
放射線治療 外来 約2カ月
膀胱がん 内視鏡手術 入院 4~10日
代用膀胱造設術 入院 3~4週間
化学療法併用放射線療法による膀胱温存 入院 4~6週間
腎がん 手術 入院 10~14日
分子標的治療 入院および外来 症状により異なる

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ロボット支援体腔鏡下前立腺全摘
ロボットを用いることで、より繊細な手術ができるようになりました。出血量は少なく、退院時尿失禁の軽減、早期の社会復帰が確認できています。今後、更なる手術成績の向上を目指していきます。
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ロボット支援腎部分切除
腎腫瘍に対してロボットを用いて腫瘍を切除する手術方法です。腹部に4-5ヶ所、それぞれ1cm程度の切開を置き、そこから留置した器具を使用して手術を行います。ロボットを用いることにより小さな創で、出血量を少なくし、腎を温存できることが本手術の大きな特長です。当科では積極的にこの手術を施行しています。
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後腹膜リンパ節郭清術(腹鏡下または開腹)
後腹膜リンパ節転移がある臨床病期Ⅱ期以上で非セミノーマの場合、多剤併用化学療法後に残存する腫瘍があれば、原則すべてを摘出するための手術を行います。セミノーマの場合は残存腫瘍の大きさやPET-CT所見などにより手術を考慮します。従来はすべて開腹手術で行っていましたが、化学療法前の転移部位が小さければ、創を小さくできる腹腔鏡手術を行っています(厚生労働省より先進医療に認定)。
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転移のある進行性腎がんに対する治療
転移のある進行性腎がんであっても、様々な治療によって長期生存が得られる可能性があります。当科では薬物治療、放射線治療、手術を組み合わせた集学的治療を行っています。
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診療実績

早期癌に対しては、臓器機能温存や早期の社会復帰を重視した低侵襲手術を積極的に取り入れています。前立腺癌や早期腎癌に対しては、ロボット(ダヴィンチ)支援手術を行っています。平成30年7月現在までのロボット(ダヴィンチ)支援手術件数は前立腺癌約500例、腎癌約100例です。精巣癌の後腹膜リンパ節転移に対する化学療法後の腹腔鏡下後腹膜リンパ節郭清術は先進医療として行っています。
進行癌に対しては、放射線治療や薬物療法など手術以外にもさまざまな治療を組み合わせた集学的治療によって、癌の根治を目指します。根治が期待できる場合は、他科と連携し、他臓器合併切除や転移巣に対する手術も積極的に実施しています。根治が難しい場合でも、これまでの豊富な経験を活かして、病状の改善とQOL(生活の質)の向上を目指した医療を提供しています。
また、国内未承認薬を用いた臨床試験を数多く行っているのも当科の特徴です。最近は、腎癌、腎盂・尿管・膀胱癌に対する免疫療法、前立腺癌、腎盂・尿管・膀胱癌に対する分子標的薬治療などの国際共同臨床試験に数多く参加しています。

疾患名 対象症例 治療法

治療成績

(5年生存率)

腎がん 早期がん 腹腔鏡下腎部分切除術 100%
進行がん

腎摘除術+薬物療法

薬物療法

53%

38%

膀胱がん 進行がん 膀胱温存経尿道的手術+放射線化学療法
全摘除術+化学療法
70%
前立腺がん 早期がん 手術、放射線治療 95~100%
進行がん 内分泌療法、化学療法 60%
精巣腫瘍 進行がん 化学療法+手術療法±放射線療法
(腹腔鏡下リンパ節郭清術)
81%
(10年生存率)

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主な手術実績
主な術式 手術件数
H25年度 H26年度 H27年度 H28年度 H29年度

根治的腎摘除術

34

31

18

28

30

開腹

18

15

7

18

13

腹腔鏡下

16

16

11

10

17

腎部分切除術

34

34

42

41

43

開腹

6

11

23

5

1

内視鏡補助下小切開

9

2

3

0

0

腹腔鏡下

19

21

13

2

0

ロボット支援

 

H28年1月~ 3

34

42

根治的腎尿管摘除術

9

16

22

20

26

開腹

2

5

8

6

5

腹腔鏡下

7

11

14

14

21

尿管部分切除術

     

4

3

根治的前立腺全摘除術

86

81

105

94

109

ロボット支援

78

80

103

91

109

根治的膀胱全摘除術

7

10

11

6

20

開腹

7

10

11

6

20

経尿道的膀胱腫瘍切除術

121

117

125

136

134

経尿道的前立腺切除術

7

7

5

10

5

(前立腺核出術)

(4)

(1)

0

0

0

高位精巣摘除術

6

6

9

11

12

後腹膜リンパ節廓清術

7

4

3

3

6

開腹

4

2

2

1

3

腹腔鏡下

3

2

1

2

3

副腎摘除術

1

4

6

5

7

開腹

0

1

3

1

2

腹腔鏡下

1

3

3

4

5

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セカンドオピニオン実績
セカンドオピニオン件数
H25年 H26年 H27年 H28年 H29年
99 87 103 83 102

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学会認定

● 日本泌尿器科学会専門医教育施設
● JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)泌尿器科腫瘍グループ参加施設

スタッフ紹介

職 名 氏 名 専門分野 認定医/専門医/指導医
主任部長 西村 和郎 泌尿器がん 日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本内分泌外科学会専門医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本内視鏡外科技術認定医
日本癌治療学会代議員
日本泌尿器科学会代議員
日本泌尿器内視鏡学会評議員
ダヴィンチサージカルシステム認定資格
副部長 垣本 健一 泌尿器がん
精巣腫瘍
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本内視鏡外科技術認定医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本医師会認定産業医
ダヴィンチサージカルシステム認定資格
副部長 中山 雅志 前立腺がん
膀胱がん
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本内視鏡外科技術認定医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
ダヴィンチサージカルシステム認定資格
副部長 中井 康友 腎がん
前立腺がん
日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
ダヴィンチサージカルシステム認定資格
日本内視鏡外科技術認定医
医長 波多野 浩士 前立腺がん
膀胱がん
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
ダヴィンチサージカルシステム認定資格
泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科技術認定医
医員 朝倉 寿久 泌尿器がん  
レジデント 岡 利樹    
レジデント 奥田 洋平    

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外来診療表

診察室
AM PM AM PM AM PM AM PM AM PM
72 ◎垣本 垣本   西村和 ◎西村和
73   中山雅 ◎中井 ◎中山雅 中井
74   ◎波多野 波多野   朝倉

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◎は、初診対応です